コミュニティ運営アプリ「Madoi(まどい)」ベータテストを8月25日より開始

2026/8/25 07:00

コミュニティ運営アプリ「Madoi(まどい)」ベータテストを8月25日開始

自社で企画・設計・開発を行ってきたコミュニティ運営アプリ Madoi(まどい) のベータテストを、2026年8月25日より開始します。名称は「円居(まどい)=人が輪になって集まること」に由来しています。

Madoiは、有料コミュニティの運営に必要な機能——会員登録・認証、月額課金、運営からのお知らせ、メンバー同士の交流、通知、コンテンツ配信——を1つのアプリにまとめたマルチテナント型のプラットフォームです。ベータテストでは実際のコミュニティ運営環境で稼働させ、運用に耐えるかを実地で検証します。

開発の背景 ― 既存コミュニティSaaSの3つの限界

コミュニティ運営の現場では既存のコミュニティSaaSを利用するケースが一般的です。しかし実際に運用していくと、いくつかの壁に突き当たります。

1つ目は使い勝手です。汎用SaaSは機能が揃っている一方で、そのコミュニティに必要な導線や表示の作り込みまでは踏み込めません。2つ目はコストで、会員数や機能に応じた月額利用料が運営に継続的にのしかかります。3つ目は分断で、学習コンテンツや動画は別サイト、交流はSaaS、連絡はLINE——と入口がばらけ、メンバーの参加体験が細切れになってしまいます。

Madoiはこの3点を出発点に、「運営者が自分たちの手元で会員管理・課金・情報発信を完結できること」を設計思想の中心に据えて開発しました。

借り物のプラットフォームで運営を続けるかぎり、コミュニティの体験はそのSaaSの想定した範囲を超えられない。だから自分たちで作ることにしました。

SNSの操作感で、運営とメンバーの接点を1か所に

Madoiのホーム画面は、運営発信とメンバー投稿を明確に分けた構成です。運営からのお知らせは専用のNEWSセクションと詳細ページに集約し、フィードに埋もれて流れてしまうことを防いでいます。一方メンバーの投稿は時系列のフィードに表示され、X(旧Twitter)やInstagramに近い感覚で読み書きできます。

投稿は全ページ共通のフローティングコンポーザーからいつでも行えます。画像は最大4枚、PDFやOfficeファイルの添付にも対応し、コメント・リアクションによる反応も一通り揃っています。流れて消えてほしくない質問は「質問掲示板」に切り分けて蓄積でき、フィードとの相互移動も可能です。

さらに運営⇄メンバーのダイレクトメッセージも実装しました。LINE型のチャットUIで個別相談に応じられる一方、メンバー同士のDMは意図的に開放していません。コミュニティの治安と運営統制を優先した設計判断です。

会員管理と課金を、運営の手元で完結させる

課金はStripe Billingを採用し、アプリ内で決済まで完結します。決済状況に応じて会員ステータス(登録済み・有効・決済失敗・退会)が自動で切り替わり、閲覧権限もそれに連動します。運営が手作業で会員リストを突き合わせる必要はありません。

プランは複数設定でき、0円プランにも対応しています。招待コードにプランを紐づけて発行できるため、既存コミュニティからの段階移行や、スタッフ・特別枠の受け入れといった運用も無理なく設計できます。

運営管理画面では会員一覧・ステータス管理・投稿の削除や通報対応・招待コード発行を行えます。権限はオーナー/管理者/編集者/メンバーの4階層で、管理領域ごとの権限設定により「誰にどこまで任せるか」を細かく調整できます。

続けたくなる仕組み ― 称号とステップ公開

コミュニティで最も難しいのは、参加した人に「通い続けてもらう」ことです。Madoiにはその課題に対する仕掛けを組み込んでいます。

1つは称号システムです。運営がアイコン・名称・色を設定した称号を作り、ログイン日数や投稿数などの条件を満たしたメンバーに付与できます。獲得すると通知が届き、マイページで装着すると投稿カードやメンバー一覧に表示されます。

もう1つがコンテンツのステップ公開です。運営が用意したコンテンツに解放条件を設定でき、条件未達のあいだはロック表示となり、進捗が可視化されます。条件を満たした瞬間に通知が届く仕組みで、学習型コミュニティのカリキュラム設計にそのまま使えます。コンテンツの中身は、1行1ブロックのNotion式エディタで運営自身が作成できます。

ホワイトレーベル設計 ― どのコミュニティも「自分たちのアプリ」に

Madoiはマルチテナント設計で、1つのアプリに複数のコミュニティを収容できます。コミュニティごとにデータを分離し、他テナントの情報が混在しない設計としています。

加えて、フロントエンドにはプロダクト名を一切出さないホワイトレーベル方針を採っています。コミュニティ名・ロゴ・カラー・フォント・角丸の有無といったブランド要素はセットアップウィザードから設定でき、メンバーから見えるのは常に「自分が参加しているコミュニティのアプリ」です。Madoiという名前は表に出ません。

PWAにも対応済みで、スマートフォンのホーム画面から起動できます。アプリ名・テーマ色・アイコンはテーマ設定から自動反映されるため、ネイティブアプリを開発しなくてもアプリらしい体験を提供できます。

汎用SaaSに合わせるのではなく、コミュニティに合わせてアプリの側が変わる。ホワイトレーベルはそのための前提条件でした。

技術構成とベータテストの進め方

技術スタックはNext.js(App Router)+TypeScript、データベースにSupabase、決済にStripe Billing、メール配信にResend、認証はメール+パスワードとLINEログインの併用、インフラはVercelという構成です。要件定義から設計・実装・デプロイまでをDesia内で完結させています。

ベータテストは2026年8月25日開始で、実際に運用されているコミュニティを1テナント目として稼働させます。検証の焦点は、登録から決済・利用開始までの導線、日常的な投稿とお知らせの運用負荷、そして通知が実際に届いて機能するかどうかです。実運用でしか見えない課題を洗い出し、本稼働に向けた改善に反映します。

Desiaでは今後、Madoiを他コミュニティへ横展開できる汎用プロダクトとして整備していきます。すでにコミュニティを運営していて他サービスからの切り替えを検討している方、これから新しくコミュニティを立ち上げようとしている方は、ぜひ一度ご相談ください。現行の運用状況や会員規模を伺ったうえで、移行・立ち上げの進め方をご案内します。

お問い合わせはこちら:https://desia.jp/contact

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